勤務先に秘密にして副業をするには

ネット副業を始める際に気になるのは、会社就業規則の副業禁止規定や公務員の職務専念義務規定だと思います。勤務先には副業の存在を秘密にしたい場合には、いくつかの対策が必要になります。

(1)氏名表示が不要なアフィリエイトやサイト運営代行に特化

インターネットで通販サイトを運営する場合には特定商取引法の販売者情報表示義務がありますが、アフィリエイトサイトでは「広告表示のみを行うものであり直接に商品を販売するものではない」という性質から現状ではサイト運営者情報を表示する義務はありません。

販売サイトの運営代行をする場合も、販売者の表示を適正に行えば運営代行者の表示はしなくても済みます。

こうしたアフィリエイトやサイト運営代行という形態であれば、運営者情報を表示しなくてもよいため、副業には向いています。

(2)販売サイト運営には家族の氏名を表示

情報商材などを自分で運営するサイトで販売する場合には、特定商取引法によって販売事業者情報を表示することが義務化されているため、氏名・住所・電話番号などを表示しなくてはなりません。

自分の氏名の表示が出来ない場合には、家族にお願いしてその家族の氏名を表示するといった対策が必要になります。

(3)確定申告をすることで本業の勤務先に住民税の通知が行くのを防ぐ

自分の氏名をサイトに表示していなくても、マイナンバー制度などから税務署に収入が捕捉されるリスクが高まっています。住民税の通知が本業の勤務先に行けば、勤務先の経理担当者に副業収入があることは把握されてしまいます。

そのようなリスクを避けるためには確定申告書については普通徴収(「自分で納付」というところ)を選択して提出することが必要です。ただし、この手続きをした場合でも状況によっては住民税の通知が勤務先に届く可能性はあります。

このあたりの確定申告の事情は税理士さんのウェブサイトをご確認ください。

センチュリーパートナーズ税理士事務所

絶対に勤務先にばれたくない場合には、家族名義で確定申告を行うという対策になるかと思います。

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