ブログを運営しながらインターネットで集客をして、様々なノウハウをまとめたPDFや動画ファイルなどの情報商材を作成し、それを販売する仕組みを作ることは簡単に出来るようになっています。
その場合に先にブログ運営を開始するのか、先に販売をする商材を作成するのか、その順序で悩むこともあるでしょう。
その順序の選択はケース・バイ・ケースですが、商材が確実に売れるという根拠があるもの以外は「ブログ運営」を先にスタートさせる方が良い結果になることが多いです。
タマゴが先か、ニワトリが先か it’s a problem!
確実に売れることが鉄板な商材とは、既に販売実績のあるもの、グーグルの仕様変化の最新情報、法改正への対応法など、需要があることが明確なものです。
そうした鉄板の商材は、ブログに設けたランディングページに誘引できれば一定の受注が見込めるので、先に商材を作成してからブログのコンテンツを作り込んでいくという順番で始めた方が効率的になります。
販売予測が立つのなら、いきなりヤフー広告などの有料サービスを利用してランディングページに誘引するのが手っ取り早いです。
そのように確実に売れることが予測できる商材というのは多くはなく、「自分では売れると思って作ったが全く売れなかった」という悲しい結末になるケースの方が多いものです。
そうなると時間と労力をかけて作った商材が売れなくて心理的ダメージは図り知れないことになってしまいます。
それなら売れるかどうかの反応についてブログ運営を通してネットで確認しながら、反応率の高い記事内容を集約して商材作成に活用した方が売れる確率は高まります。
(全くブログに閲覧者が訪れない場合は、ブログのテーマや記事の内容、投稿数を見直して改善を続けるか、別のテーマで新しいブログ運営にチャレンジする方針転換が必要になります)。
情報商材が売れない理由は、商材と販売方法の問題があります。
商材の問題というのは、商材そのものに魅力がなかったり、商材の品質が劣る場合です。
商材のタイトル、想定客の課題を解決し満足が得られる提案が出来ているか、価格の妥当性などについて良く検討することが必要です。
販売方法については、販売の対象層の需要と商材の方向性が一致しているかどうかが問われます。
例えば、アンチエイジング関連の商材を作成したのに、ブログの訪問者層の中心が10代や20代であったら商材に関心を持たれるはずはありません。(無料ツールのグーグル・アナリティクスを活用すればサイト訪問者の性別や年齢層を把握することが出来ます)。
ブログの記事内容と商材の想定対象層をマッチさせるように調整が必要です。
最も多い悩みはブログの閲覧数が伸びないという問題ですが、記事の投稿量が少なかったり運営歴が短い場合はグーグルの評価が低くなるため、キーワード検索で上位表示できずに訪問者が来ないという状態になってしまいます。
ブログの訪問者を増やすために必要な対策は別記事に書いているので、下記をご参照下さい。
商材を制作する側とブログに訪問する層の思惑には微妙なスレ違いがあることも多いため、いきなり商材を作成してそれを売るための記事を書くというスタイルには無理が生じることになります。
まずはブログ運営をスタートして、自分が設定したテーマに沿った記事投稿を続け、記事量が溜まったらアクセス解析ツールでよく読まれている記事の傾向を分析すると、そこから訪問者の関心が把握できます。
その分析結果を活かして情報商材を作成すれば、ブログ訪問者の欲求に応じた商材を提示できるようになるので、ブログにその商材についての記事をランディングページとして追加することですぐに売れるようになります。
ただ、検索エンジンから毎日一定数の訪問者を誘引できるようになるには、対象層にとって興味深い記事を書き溜める努力が必要です。それは簡単なことではありません。
逆に言えば、特定のテーマに関心のある訪問者が誘引できるまでにブログを成長させれば、それからブログ内容をまとめて商材を作成することは容易な作業になります。
こうした理由で自作の情報商材を販売したければ、まずはブログ運営から始めて訪問者を集めることに注力して、それが出来てから商材開発をした方がムダは無いといえます。