SNSマーケティングよりもロングテールSEOの方が堅実な理由

ツイッター・フェイスブック・インスタグラム・ラインなどのSNSでフォロワーを増やし、そのフォロワーに対して商材を販売したり、サロンを運営して会費を徴収するインフルエンサー・ビジネスが成功モデルとして注目されています。

その一方で検索エンジンのキーワード検索からランディングページに集客するSEOは、インターネット・マーケティングの手法としては古典的なものになって新鮮味が無くなっています。

このSEOは人気キーワードが激戦区で新規参入者には勝ち目が無いため、類義語や複数のキーワードを組み合わせてニッチな検索需要を狙うロングテールSEOがスタンダードになっています。

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ランチェスター戦略は弱者が強者に対抗するため一点突破を目指すもの。ロングテール戦略はニッチな需要を幅広く拾うもの。相反する戦略を組み合わせてインターネットで勝ち抜く方法を解説します。

SNSマーケティングでフォロワーを増やすこととロングテールSEOでニッチな検索需要を捕らえるという2つの戦略は、その方向性が大きく異なるため、自身が扱う商材・サービスの性質をよく検討して選択をする必要があります。

そう言いながらも、筆者の経験からは個人や小規模事業者であればロングテールSEOを選択した方が早期に売上実績を作ることが出来る可能性が高く、しかも継続性もあってコンテンツ寿命も長くなるという優位性があるので、ロングテールSEOと有料ネット広告を組み合わせたマーケティング手法をお勧めしたいと思います。

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SNSの特徴としては「瞬発力」や「拡散力」があって、短時間に多くの人に自分が発信する情報を伝達することができます。

しかし、その威力は多数のフォロワーが存在することが前提となり、フォロワーが少ないアカウントが何を語っても反応は無く埋没してしまいます。

しかもSNSに投稿した内容は外部から確認できない仕様になっていることが多く、せっかく書き溜めた記事も検索エンジンには表示されずに後から参照される可能性も低くなっています。

そのためにSNSでビジネスをしようと思えば、まずは多数のフォロワーを獲得する努力が求められます。

でも、フォロワーってそう簡単には集まらないですよね?

フォロワーを買うビジネスもありますが、ツイッター社がそうした不正手段で登録されたアカウントを一斉凍結(2018年7月)したように、水増ししたフォロワー数は効果が無いばかりか信用を失うこともあります。

とにかくフォロワーを集めるためにオモシロ投稿を繰り返しても、期待するほどはフォロワー数が伸びないことが多いものです。

しかも、そのような投稿内容は自分のビジネスとは無関係であって、その努力が収益に結びつくことはまずありません。

注目を集めることに心を奪われて炎上狙いの過激な発言をしたり、インフルエンサーに口論を仕掛けるようになると、ビジネスの信用を得るどころか要注意人物として警戒される事態になってしまいます。そんな絵に描いたような本末転倒を起こしてはなりません。

もちろん既にSNSで多数のフォロワーを得ているのなら、その情報伝達力を大いに活用してビジネスの告知をすることは有効です。

ただ、そのレベルに到達するのはなかなか厳しいという現実があります。

一方でブログやホームページ(HTMLページ)などのウェブサイトを運営する場合は、初期段階では誰にも閲覧してもらえない時期がありますが、制作したコンテンツは検索エンジンに自動的に登録されるのでニッチなキーワード検索をする検索者に閲覧される可能性があります。

そのコンテンツも長く残るので、ページを公開してから数ヶ月経過してから問合せが入ることもあります。

ウェブサイトには文字制限はなく閲覧期限もないために、自分のビジネスについて詳しく説明するコンテンツを積み重ねていけば、複数キーワード検索では上位表示される可能性が高まります。

そのようなロングテールSEOによる閲覧数は大きく伸びることは少ないですが、そのビジネスに関心が高い層が閲覧するので問い合わせや注文に結びつきやすいという特徴があります。つまり少数精鋭の“関連性が高い”閲覧者というイメージですね。

広告予算が確保できるのであれば、ヤフー広告やフェイスブック広告の広告配信システムを利用してウェブサイトの中で一番良く出来ているページ(ランディングページ)を宣伝し、ページビュー(PV)を集めればそれだけで商材が売れ出すこともあります。

ロングテールSEOとネット広告を組み合わせれば、ネット広告費を抑えながらも少ないPV数で効率的に受注が出来るというオペレーションも可能です。

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インターネットで商材が売れるかどうかは、商材の内容が優れていて、ランディングページが魅力的なものになっており、ロングテールSEOやネット広告で集客するという3つのポイントが押さえられるかにかかっています。

このルーチンを着実に実施する方がSNSでフォロワーを増やしていくよりも効果が出るのが早いと感じます。

余力があるのならSNSマーケティングとロングテールSEOを同時に進めても良いのですが、少しでも早い時期にインターネットで販売実績を作りたいのであれば、ロングテールSEOとネット広告の併用に注力するのがいいでしょう。

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